熱帯魚や水草、両生類についてのブログですよ

パルダリウムの変遷&作り方について

昨年アクアライフで取り上げられてからパルダリウム人口が増えてきましたね。
同好の士が増えるのは嬉しい限りです。
今日はこのパルダリウムの立ち上げから現在までの変遷と、弦太彦流パルダリウムの作り方を紹介したいと思います。


現45㎝パルダリウムは昨年の1月に立ち上げました。
もう一年以上維持しているんですね。
植物たちも概ねは元気に育っています。

【2016年1月頭(立ち上げ時)】

この水槽はyoutube で“paludarium ”と検索して出てくる多くの動画を参考にしています。鬱蒼としたジャングルっぽく植物もっさりな環境。
やはり海外の水槽はそもそもスケールが大きいせいかとても迫力があります。

この水槽を立ち上げる前に約2年ほど30CUBEでパルダリウムを維持してましたが、手狭になったのと、植えられるスペースが限られてきたので新たに45㎝水槽を立ち上げた次第です。

【2016年1月中旬(立ち上げ半月)】

水中部分にクリプトコリネ、陸上部分にいくつか新しい植物を植えました(アスパラガス・ナナスやアグラオネマ。どちらも背が高くなるので今は外していますが……)。
田砂がこなれていなかったせいか、この水中のクリプトは結局すべて枯れてしまいました。

【2016年2月頭(立ち上げ1ヶ月)】

クリプトの水上葉を追加しました(このクリプトは詫び草に入っていた水上葉のものを無理矢理取り外して植栽しています)。
右奥にも穴空き溶岩石を追加。枝状流木をいくつか追加し雰囲気を出してみました。水中にアベニーパファーを導入した頃でしょうか。

【2016年2月末(立ち上げ2ヶ月)】

前回とほぼ変わらず。
若干陸上のクリプトが繁っているかな。
水中のクリプトはまだ溶けてないですね(笑)。

【2016年3月中旬(立ち上げ3ヶ月)】

水槽左のクリプトが繁ってきました。
最初から水上葉でしたのでかなり元気です。
ジュエル・オーキッドも追加しています。
水中のクリプトもまだ枯れてないですねぇ。

【2016年4月(立ち上げ4ヶ月)】

水中のクリプトが枯れてます。
右側の溶岩石の上に赤いクリプタンサスとドラセナ・コンパクタを追加してます。一番綺麗に草たちが繁っていた頃でしょうかね。

【2016年5月(立ち上げ5ヶ月)】

先月に比べて草たちに若干勢いがなくなりましたかね。いまいち元気がないような……。スキンダプサスを導入してますね。

【2016年11月(立ち上げ11ヶ月)】

ブログの更新をサボっていたので一気に6か月後と相成りました。
うーん、また繁ってきてますけど伸び放題の草たち。まとまりを欠いた感じです。

【2017年1月(立ち上げ1年)】

水中にエキノドルス・テネルスとポゴステモン・ヘルフェリーを植栽。
陸上にはオークロを追加してます。

【2017年2月(立ち上げ1年1ヶ月)】

ごく最近のパルダリウムです。
結構繁ってきていて良い感じかな。
陸上に植えたオークロが繁茂して綺麗にグランドカバーをしてくれてます。
またピンナティフィダの水上葉が繁ってジャングルっぽい雰囲気を醸し出してくれてますね。

とまぁこんな感じです。
同じような写真の羅列で申し訳ないです。

でもこうやって見るとちょっとずつマイナーチェンジを繰り返しているのがよく解ります(笑)。



さてここで自分流のパルダリウムの作り方を再度ご紹介します(作成時に写真を撮っていませんでしたので以下文章のみになってしまいます)。

日本のパルダリウム……っていうかアクアテラリウムは基本的に水面から流木で陸地を出すイメージで作られているものが多かったですよね。水面に太い流木が突き刺さっているだけみたいな。
僕は陸生両生類(マダライモリ・スズガエル)の飼育を前提にしたかったんで陸地を大きく取りたかったんです。
上から見たとき陸場と水場の対比を7:3くらいに。
だから『水面から流木で陸地を出す』というよりは『陸地から水場を掘り下げる』というようなイメージで作ってみました。地面から深い水溜まりを掘るイメージ。

とりあえず一番最初にしたことはフィルターの設置です。
僕はいつも水作のSPF(スペースパワーフィット)を使っています。非常にモーター音が静かでお気に入りのフィルターです。
そのSPFにウールマットをぐるぐる巻きにして水槽底面に設置します。ウールマットはモーター部への土の侵入を防ぐためですね。
SPFの設置が終わったら今度はヒーターです。水中部分に熱帯魚を飼育したいですし、陸上でも熱帯植物を育成したかったのでヒーターを設置しています。
ヒーターを水槽に直置きしてからその上に100均のプラカゴを逆さにして被せます(プラカゴはコードを通すために端っこに切れ込みを入れておきます。プラなので工作も簡単です)。
これで上から土をかけてもヒーターが土に埋もれることはありません。プラカゴにウールマットを被せて少しでもヒーター近くに土が流入するのを防いでいます。

フィルターとヒーターの設置が終わったらそのまわりを板状の表面積が大きな流木で囲っていきます。
この板状の流木というのがポイントなんですが、なかなかそんな流木はありませんよね。僕は昔近所のハチクラ(爬虫類倶楽部)で偶然見つけてまとめて購入しておきました。
都合の良い板状流木がなければ、とにかく表面積の大きな流木を使ってください。

ある程度、陸地の形が完成したらウールマットを敷き詰め、まずはパミス(軽石)を敷きます(比較的粒の大きな軽石を敷くことで水底の嫌気化を防ぐため)。
その上にに赤玉土をゆっくり注いでいきます。
本当は栄養面からソイルを使いたいところですがソイルって高いですよね。ですから僕は赤玉土を使っています。結構な量の土を使いますし。金銭的に余裕がある方はソイルの方が良いかも知れません。
赤玉土を注いでいくと、当然流木の隙間から多少土が流出しますので土留めが必要です。
土留めには主に千切ったウールマットを使っています。
最初はウールマットの白さが目立ちますが、そのうち土の色素が染み出すのでしょうか、白色が目立たなくなります。
ウールマットを詰め終え、土の流出が殆どなくなったらこのあたりで注水です。
陸上部分に注水すると(ウールマットで土留めしているとは言え)どんどん隙間から土が流出してしまうので注水はゆっくりと水場で行うようにしてください。
注水後も時間の経過と共に少しずつ隙間から土が流出してしまいますが、流出してはウールマットを詰め、ちょっとした小石や小型流木を詰め、を繰り返しているとそのうち安定してきて土の流出がなくなります。

陸上の赤玉土の上に各種コケ(コツボゴケやハイゴケ、水が滴る様な環境ならウィローモスでもいいですね)を敷いてそれぞれ植物を植えて完成です。

陸上の植物育成に関しての持論ですが『とりあえず興味のある植物を植えてみる』に尽きると思います。
どんな環境であっても枯れるもは枯れるし育つものは育つ。植物にも個体差(っていうのかな?)はありそうです。

あ、当然ですが陸生両生類主体でパルダリウムを作成しているので蓋は必須ですよ。僕の水槽はチャームのアクロ45ですが、何故チャームのものにしたかというと、それ専用の網蓋が一緒に売っていたからです。

さて、(自分の備忘録も兼ねて)長々書いてしまいましたが、こんな感じでパルダリウムを作っています。

皆さんのパルダリウム作成の参考にして頂ければ幸いです。











2017年7月:追記
配水ストップによりリセットしました。
とりあえずこのパルダリウムの最後の写真です。

このあと新しいパルダリウム作りましたけど、ほぼレイアウト変更なし!
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コメント
No title
弦太彦さん、はじめまして。
グーグルで「アクアテラリウム」と画像検索をしていたらこちらのブログにたどり着き、とても参考になることが書かれていましたのでコメントさせていただきました。

私も両生類が好きでアカハライモリとシリケンイモリを60cm水槽で飼育しています。
でもいまいち満足のいくレイアウトができず、モヤモヤした気持ちを抱えていたところ、「パルダリウム」という言葉を聞いて新しい扉が開けた気がします。

アクアテラリウムという言葉しか知らなかったのでこれからYouTube等で検索をかけてイマジネーションを広げてみます。

作り方の記事もとても刺激的でした。
『陸地から水場を掘り下げる』という考え方は私にはなく、思考停止したように流木を地面に出すだけでしたのでこのことが知れてとてもよかったです。

長文コメントをしてしまいで大変恐縮ですが、これからもパルダリウムとブログの更新がんばってください。
応援しております。
2017/03/09(木) 23:39 | URL | タルミッシュ #-[ 編集]
タルミッシュさん

はじめまして。
パルダリウム、アクアテラリウム作成の参考にして頂けたようで嬉しい限りです。

本当に“paludarium”で各種検索をかけると凄い画像、動画が沢山出てきますよ。
やっぱり海外はスケールが違いますね。
“vivarium”(ビバリウム)で検索かけても良いかも知れません。

アカハラとシリケンですか!
シリケンは良いですよね。水中と陸上をかなりの頻度で行き来しますからアクアテラリウムに最適な生体のひとつだと思っています。
オキナワシリケンの金箔模様も綺麗ですしね(アマミのレッドラインも捨てがたい)。
先日大きなの熱帯魚屋でオキナワシリケンを水場ほぼゼロの(ヤドクガエル飼育用の様な)ビバリウムレイアウトで展示しておりました。陸生傾向が強い分、こんな飼育方法でも大丈夫なんだな、と感心しました。

こちらも長々とコメント返し、失礼いたしました(笑)。
2017/03/10(金) 07:21 | URL | 弦太彦 #-[ 編集]
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プロフィール

弦太彦

Author:弦太彦
弦太彦(げんたひこ)というものです

熱帯魚や水草、両生類なんかが好きです

箱庭的な楽しさがあるよね!

『知に働けば角が立つ。
 情に棹させば流される。
 意地を通せば窮屈だ。
 兎角に人の世は住みにくい』
最近そんな思いで毎日生きてます(笑)。

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